
京都・宇治の駅からほど近い場所に、カフェを併設したスイーツの店
「パティシエ山川」はあります。
厳しい表情で忙しく立ち動かれる山川氏。
若いスタッフのパティシエさんたちもきびきびと手を動かし、
美しいケーキを創りだしていきます。
オーナーパティシエの山川さんがこの場所にお店をオープンされたの
は2004年のこと。それまでは様々な有名ブランドのスィーツ専門店や
ホテルの製菓部門で活躍されていました。
神戸の洋菓子店「アンテノール」の初代製菓シェフを勤め、
「基本に忠実なケーキ創り」を目指し、手間をかけた宝石のように
美しい手作りのお菓子でショーケースをいっぱいにしたのです。
しかもひとつ400円以上。
その美味しさの感動が人を呼び、高級婦人雑誌に取り上げられ、
知名度も売り上げも目を見張る勢いで伸びていったのでした。
「アンテノール」では一日100個を売るヒット作「バニエ」を作り、
「マールブランシュ」では「メープルシロップパイ」のヒットにより、
売り上げを約15倍にまで伸ばし、“伝説を創りだすパティシエ”
と呼ばれました。
様々な企業での仕事を経て、山川氏56歳のとき、故郷でもある
京都・宇治に自らの店「パティシエ山川」をオープンされたのです。
店を始めるにあたり考えたことは、「宇治にちなんだ、なにか店の
名物となるような商品をつくりたい」ということでした。

宇治は茶どころ、すぐに“抹茶”を使ったものにしようと考えました。
季節感を大切にする生のケーキではなく、通年提供できる焼き菓子を。
いつでも美味しく、お使い物にも喜ばれる、そんな「金看板」にしたい。
さっそく試作を開始しました。しかし、予想以上に難しい問題がありました。
それは、「抹茶」。
いくら量を混ぜ込んでも、焼くと味が残らない。
香りは何となく残っても、味がしっくり来なかったのです。
こんな味ではだめだ。
まるで、お抹茶、濃いお茶を食べているかのようなインパクトがなくては。 |
|
|
抹茶そのものに問題があるのではと、様々な種類の抹茶で試作を繰り返していた時、
茶匠・森田治秀の抹茶に出会います。
その抹茶は今までの抹茶と明らかに違いました。
焼いてもなお、鮮やかで美しい緑色のまま、香りはいきいきと、抹茶のほろ苦さ、甘み旨味も
はっきりと出ています。洋菓子の特徴であるバターの風味にも負けていません。
濃厚なバターと、鮮烈な抹茶の絶妙なバランス!
この抹茶は、京都・宇治で有機栽培されたお茶から作られたものでした。
農薬を一切使わず、茶樹の持つ生命力を最大限に引き出したお茶。
厳しい環境で育てられたお茶は、野性味にあふれ、力強いのです。
抹茶に加工し、焼き菓子にしても、お茶本来の味と香りを失うことはありませんでした。
それがパティシエ山川の「抹茶フリアン」。
今では一日に数百個以上も売れる超人気商品として愛されています。 |

フィナンシェとは、フランス語で「金融家」・「金持ち」を意味するお菓子。
これは、フィナンシェ型と呼ばれる小さな台形の金型で作られたものが、色・形が金塊に似ていたところから
この名前がついたのだそうです。
アーモンドプードルの香ばしさと、じんわり感じる濃厚な焦がしバターの風味がたまらない焼き菓子です。
茶の環もまた究極の抹茶フィナンシェを探し求めていた時、京都で山川氏の「抹茶フリアン」に出会ったのです。
他に、これをしのぐ美味しさはもう、みつからない。
しかし、通常パティシエが、自らの店の金看板スイーツのレシピを公開することなど、あり得ないのが事実。
「本当に美味しい抹茶スィーツを作りたい」
ただただ願うその情熱が山川氏を動かしました。
「茶の環のために、オリジナルの有機抹茶フリアンを作りましょう」
山川氏自ら工場へ向かい、レシピと作り方のコツを伝え、完成を見守ります。
「工場で生産するお菓子も、小さな工房で作るお菓子も一緒。
ただ量が多くなるだけでね」と山川氏は言います。
一から十まで手作業で作る店のスィーツも、レシピを元に工場でつくるスィーツも、どちらも人の手が加わり、
愛情を注ぐことが大事なんだと。
こうして茶の環の「熟練パティシエの 黄金抹茶フィナンシェ」は完成しました。ひとつひとつ、丁寧に。
今日も黄金色のフィナンシェがオーブンから生まれています。 |
|
 |
光を浴びるとたちまち色と香りが褪せてしまうため、ひとつひとつ、光を通さないアルミ蒸着フィルムで個包装されています。
そのため、封を開ければできたての鮮度。
黄金色に香ばしく焼けた層に守られた内部は、驚くほど美しい緑色を保っています。
|
 |
ひとくち食べると、まずは香ばしいバターの香り、続いて鮮烈な抹茶の味と香りが口いっぱいに広がります。
まさに、「食べる濃いお茶」。 有機抹茶の力強さを感じてください。 |

京都・宇治の駅からほど近い場所に、カフェを併設したスイーツの店
「パティシエ山川」はあります。
厳しい表情で忙しく立ち動かれる山川氏。
若いスタッフのパティシエさんたちもきびきびと手を動かし、
美しいケーキを創りだしていきます。
オーナーパティシエの山川さんがこの場所にお店をオープンされたの
は2004年のこと。それまでは様々な有名ブランドのスィーツ専門店や
ホテルの製菓部門で活躍されていました。
神戸の洋菓子店「アンテノール」の初代製菓シェフを勤め、
「基本に忠実なケーキ創り」を目指し、手間をかけた宝石のように
美しい手作りのお菓子でショーケースをいっぱいにしたのです。
しかもひとつ400円以上。
その美味しさの感動が人を呼び、高級婦人雑誌に取り上げられ、
知名度も売り上げも目を見張る勢いで伸びていったのでした。
「アンテノール」では一日100個を売るヒット作「バニエ」を作り、
「マールブランシュ」では「メープルシロップパイ」のヒットにより、
売り上げを約15倍にまで伸ばし、“伝説を創りだすパティシエ”
と呼ばれました。
様々な企業での仕事を経て、山川氏56歳のとき、故郷でもある
京都・宇治に自らの店「パティシエ山川」をオープンされたのです。
店を始めるにあたり考えたことは、「宇治にちなんだ、なにか店の
名物となるような商品をつくりたい」ということでした。
季節感を大切にする生のケーキではなく、通年提供できる焼き菓子を。
いつでも美味しく、お使い物にも喜ばれる、そんな「金看板」にしたい。
さっそく試作を開始しました。しかし、予想以上に難しい問題がありました。
それは、「抹茶」。
いくら量を混ぜ込んでも、焼くと味が残らない。
香りは何となく残っても、味がしっくり来なかったのです。
こんな味ではだめだ。
まるで、お抹茶、濃いお茶を食べているかのようなインパクトがなくては。
茶匠・森田治秀の抹茶に出会います。
その抹茶は今までの抹茶と明らかに違いました。
焼いてもなお、鮮やかで美しい緑色のまま、香りはいきいきと、抹茶のほろ苦さ、甘み旨味も
はっきりと出ています。洋菓子の特徴であるバターの風味にも負けていません。
濃厚なバターと、鮮烈な抹茶の絶妙なバランス!
この抹茶は、京都・宇治で有機栽培されたお茶から作られたものでした。
農薬を一切使わず、茶樹の持つ生命力を最大限に引き出したお茶。
厳しい環境で育てられたお茶は、野性味にあふれ、力強いのです。
抹茶に加工し、焼き菓子にしても、お茶本来の味と香りを失うことはありませんでした。
それがパティシエ山川の「抹茶フリアン」。
今では一日に数百個以上も売れる超人気商品として愛されています。
フィナンシェとは、フランス語で「金融家」・「金持ち」を意味するお菓子。
これは、フィナンシェ型と呼ばれる小さな台形の金型で作られたものが、色・形が金塊に似ていたところから
この名前がついたのだそうです。
アーモンドプードルの香ばしさと、じんわり感じる濃厚な焦がしバターの風味がたまらない焼き菓子です。
茶の環もまた究極の抹茶フィナンシェを探し求めていた時、京都で山川氏の「抹茶フリアン」に出会ったのです。
他に、これをしのぐ美味しさはもう、みつからない。
しかし、通常パティシエが、自らの店の金看板スイーツのレシピを公開することなど、あり得ないのが事実。
「本当に美味しい抹茶スィーツを作りたい」
ただただ願うその情熱が山川氏を動かしました。
「茶の環のために、オリジナルの有機抹茶フリアンを作りましょう」
山川氏自ら工場へ向かい、レシピと作り方のコツを伝え、完成を見守ります。
「工場で生産するお菓子も、小さな工房で作るお菓子も一緒。
ただ量が多くなるだけでね」と山川氏は言います。
一から十まで手作業で作る店のスィーツも、レシピを元に工場でつくるスィーツも、どちらも人の手が加わり、
愛情を注ぐことが大事なんだと。
こうして茶の環の「熟練パティシエの 黄金抹茶フィナンシェ」は完成しました。ひとつひとつ、丁寧に。
今日も黄金色のフィナンシェがオーブンから生まれています。
光を浴びるとたちまち色と香りが褪せてしまうため、ひとつひとつ、光を通さないアルミ蒸着フィルムで個包装されています。
そのため、封を開ければできたての鮮度。
黄金色に香ばしく焼けた層に守られた内部は、驚くほど美しい緑色を保っています。
ひとくち食べると、まずは香ばしいバターの香り、続いて鮮烈な抹茶の味と香りが口いっぱいに広がります。
まさに、「食べる濃いお茶」。 有機抹茶の力強さを感じてください。